《 介護保険最新情報Vol.1227 》
厚生労働省は新年度、科学的介護情報システム(LIFE)をアップグレードする。
事業者も新システムへの移行を求められる。その際に一定の登録手続き、切り替え作業を行う必要があり、早め早めの対応が得策だ。【Joint編集部】
厚労省は15日に通知を発出し、新システムの稼働を4月22日から初めると説明。「4月22日以降は新システムのご利用を」と呼びかけ、必要な手続きや留意点なども併せて提示した。
介護保険最新情報のVol.1227で現場の関係者に広く周知している。
LIFEのシステム更新は、分かりやすさや機能の改善など利便性の向上が目的。厚労省が示した新システムのリリーススケジュールを以下にまとめた。現行システムは8月1日をもってサービス終了となる。
(注)今年4月から8月にLIFE関連加算を算定する場合、8月1日から10月10日の遡り入力期間に様式情報などを提出すれば算定可能。詳しくは通知から。
厚労省によると、新システムの利用登録は4月22日から行えるようになる。新システムのURLは、4月中旬頃に現行システムのお知らせ枠に掲載するという。利用登録の際は、国保連の電子請求受け付けシステムのID、パスワード、セキュリティ用メールアドレスなどが必要となる。
現行システムを使っている事業者は、新システムへの切り替え作業も済ませなければならない。例えば、管理ユーザー・操作職員のパスワード再設定、個人情報ファイルの取り込みなどが求められる。
厚労省は利用登録や切り替え作業も含めた操作ガイドを今月26日に公開する予定。介護保険最新情報Vol.1227ではこのほか、新システムへの移行に伴う留意点を詳しく解説している。
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